キャンプに行ったら焚き火を囲んで語る、自然を感じる散策をする、星空を眺める——。
そうした醍醐味に加えて、ボードゲームで遊ぶ時間を意識的にプランに入れるのは、とてもおすすめです。
本記事ではその理由をまず紹介していきます。

キャンプに慣れてないとついつい暇を持て余しがちです。
そんな時にあると助かるのがボードゲーム。
ボードゲームをやったことない人こそ楽しめますよ!
キャンプでボードゲームを遊ぶメリット


デジタルのない時間をつくる
スマホやタブレットと距離を置きたいキャンプだからこそ、アナログな遊びは貴重です。みんなで卓を囲んで語らいながら遊べるボードゲームは、没入感を生みやすい。
せっかくキャンプに来てるのにYouTubeや携帯ゲームばかりでは、もったいないですよね。
空き時間・雨天でも活用できる
キャンプには、移動時間、夜の時間、雨で外に出られない時間など“デッドタイム”が生まれやすいです。そうした隙間時間を使って遊べるのがボードゲーム。
世代・性別を問わず盛り上がる
子どもも大人も、ゲームのルール次第で一緒に遊べます。共通体験として記憶に残る。
ゲームが始まりのきっかけになり、自然と会話が生まれる。特にグループキャンプやファミリーキャンプでは、盛り上げ役として機能します。
もちろん、帰宅後にもまたやりたいという気持ちになりますし、次のキャンプでは他のボードゲームをしたいということも。
持ち運びしやすいミニゲームが多い
大掛かりなものではなく、カードゲームやタイル型の軽量・小型ゲームを選べば、荷物になりません。アウトドアでの実用性を重視できる。
こうした理由から、キャンプ先に「持っていくボードゲーム」を1つか2つ忍ばせておくと、遊びの幅がぐっと広がります。



楽しそうになってきましたか…?
ボードゲームを選ぶときのポイント


キャンプに持っていくボードゲームを選ぶ際、以下の点を意識すると失敗しにくくなります。
チェック項目 | 理由・解説 |
---|---|
サイズ・重量 | 小型・軽量だとリュックにも入れやすく、持ち出しがラク |
耐久性・素材 | カードやタイルなら水・砂に強い材質(プラスチック、厚紙)だと安心 |
短時間で遊べる/拡張性 | ミニゲーム系は5〜30分で終わるものが多く、複数回遊べてよい |
プレイ人数対応 | 少人数だけでなく、大人数で遊べるゲームを一つ混ぜておくと対応力がある |
ルールの簡潔さ | ルールが複雑すぎると説明だけで時間を取られるので、導入が速いものが望ましい |
屋外適性 | 風でカードが飛ぶ可能性、暗くなる時間帯での視認性を考慮する |
これらを念頭に置いて、以下で具体的なおすすめゲーム20+αを紹介します。



自分も実際にプレイしたことのあるゲームも紹介します。
基本的にはどれも携帯性の高いので、荷物にはなりませんよ。
キャンプで遊びたいおすすめボードゲーム 20選+α(遊び方・人数・時間付き)


以下、私の見立ても交えながら、キャンプで遊びやすいゲームを20種紹介します。可能な限りAmazonリンクを付記ししていますので、価格についてはそちらをチェックしてみてください。
※リンク先は商品ページの一例です。在庫・価格は変動するため、掲載前に最新情報をご確認ください。
カタン スタンダード版
プレイ人数:3〜4人(拡張で最大6人まで可)
プレイ時間:60〜90分
概要/遊び方:資源を集めて道路・集落・都市を建設し、他プレイヤーと資源を交渉しながら勝利点を競う陣取り・交渉ゲーム。
キャンプ適性:テーブルがあれば問題なく展開できるミドル重量級ゲーム。
ブラフ(Bluff/嘘つきゲーム)
プレイ人数:3〜6人
プレイ時間:20〜30分
概要/遊び方:手札の数字を隠して出すか、相手の宣言を疑うかの駆け引き。ブラフと読み合いがカギ。
キャンプ適性:カードだけなので携帯性が高い。
バロニィ(Barony)
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:60〜90分
概要/遊び方:領地を拡大しながら城を建て発展させ、他プレイヤーと競う戦略ゲーム。
キャンプ適性:重量級だが、じっくり遊ぶ夜に向いている。
アバブ & ビロウ(Above & Below)
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:60分前後
概要/遊び方:村を開発しつつ、地下探検を行うアドベンチャー+リソース管理系ゲーム。
キャンプ適性:中量級だが、箱がやや大きめ。夜のテーブルでゆったり遊べる。
チャレンジャーズ!
プレイ人数:3〜5人
プレイ時間:30〜45分
概要/遊び方:各自「ヒーロー」を作り出し、敵を倒す目標をクリアする競争型ゲーム。戦略性あり。
キャンプ適性:中量級だが、ゲーム体験として満足感あり。
タイガー & ドラゴン(Tiger & Dragon)
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:30分程度
概要:簡素だが戦略性ある2種の役割を扱うゲーム。
キャンプ適性:小型・軽量で持ち運びやすい。
ウボンゴ(Ubongo)
プレイ人数:1〜4人
プレイ時間:20〜30分
概要:各プレイヤーが与えられたピースを砂時計以内にボードに収めるパズルゲーム。
キャンプ適性:小型カード・ピース形式。子どもにも人気。
スカル(Skull)
プレイ人数:3〜6人
プレイ時間:30分前後
概要:裏向きのカードで、花/ドクロを宣言しながらめくっていくブラフゲーム。
キャンプ適性:カード型なので持ち運びに適する。夜の読み合いが楽しい。
ナンジャモンジャ(Nanjamonja)
プレイ人数:2〜6人
プレイ時間:15分前後
概要:場に出たキャラクターに名前をつけ、また出たらその名前を叫ぶという反射+記憶ゲーム。
キャンプ適性:軽くてテンポ良い。子どもと一緒に遊びやすい。
ドブル(Dobble)
プレイ人数:2〜8人
プレイ時間:10〜15分
概要:2枚のカードの中から共通するシンボルをいち早く見つけるスピードゲーム。
キャンプ適性:缶ケース入りなど持ち運びやすく、短時間勝負で盛り上がる。
ワードバスケット
プレイ人数:2〜8人
プレイ時間:10分前後
概要:しりとり要素を文字カードで遊ぶタイミング制ゲーム。
キャンプ適性:軽量・短時間で繰り返し遊べる。
魔法のコマ(Mitbringspiele)
プレイ人数:2〜8人
プレイ時間:10分前後
概要:回転するコマの絵柄を予想する早押しゲーム。
キャンプ適性:遊びながら動きもあり、子どもウケもよい。
かくれんぼオバケ
プレイ人数:2〜5人
プレイ時間:10分前後
概要:オバケ役が隠れ、他プレイヤーが移動しながら発見されるたびに得点、という推理+移動要素。
キャンプ適性:軽量でかわいい絵柄、子どもにも親しみやすい。
コリドール・ミニ(Quoridor Mini)
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:15〜30分
概要:自分のコマをゴールまで進めるか、フェンスを立てて妨害するか選べる戦略ゲーム。
キャンプ適性:ミニサイズ版なら卓も小さく済み、移動も楽。
クアンティック・ミニ(Quantik Mini)
プレイ人数:2人
プレイ時間:10〜15分
概要:色と形を使って「クアルト」系の要素を持つボードゲーム。
キャンプ適性:2人専用ミニゲームとして、デュオキャンプにも最適。
マイコンズ(MyCons)
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:10〜20分
概要:イラストの中の共通・特徴を言葉で表現しながらカードを出していくゲーム。
キャンプ適性:語彙力+観察力ゲームだが、軽く遊べるカード形式。
スクアドロ・ミニ(Squadro Mini)
プレイ人数:2人
プレイ時間:10〜15分
概要:駒を動かして相手のポジションを妨害しつつ、自分は前進する戦略ゲーム。
キャンプ適性:2人ゲームとして卓を取らずに楽しめる。
ヨギ(Yogi)
プレイ人数:3〜10人
プレイ時間:5〜15分
概要:ポーズを真似たり増やしたりする身体ゲーム/心理ゲーム。
キャンプ適性:カード+体を使う形式で、室内テント内でも遊べる。
パイレーツメモリー
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:5〜15分
概要:記憶力と運を駆使した対戦型ボードゲーム。まだ認知度の低いゲームなので、知らない人同士で楽しめるかも?
キャンプ適性:カード使う形式で、室内テント内で手軽に遊べる。
ハゲタカのえじき
プレイ人数:2〜6人
プレイ時間:15分
概要:1988年のゲーム大賞にノミネートされている超ロングセラーカードゲーム。
キャンプ適性:カード使う形式で、室内テント内で手軽に遊べる。
20種から3つのおすすめ “キャンプ用ゲームセット” プラン


上述の20種すべてを一度に持っていくのは無理なので、場面別に3〜4本を組み合わせて持っていくとよいプランを示しておきます。
- ライトプラン(子ども連れ・小型重視)
ナンジャモンジャ、ドブル、ワードバスケット、魔法のコマ - バランスプラン(大人も子どもも楽しめる)
注文の多すぎるゲーム、ウボンゴ、スカル、ブラフ - じっくりプラン(夜や長時間向け)
カタン、バロニィ、チャレンジャーズ!、アバブ & ビロウ
このように、「軽量ゲーム+戦略ゲーム」の組み合わせで、時間帯や人数の変化に対応できるようにしておくのがベストです。



何回かプレイするとマンネリしてくるので、いくつか持って行くことをお勧めします。
キャンプ × ボードゲームで、思い出をアップグレードしよう


キャンプの魅力は、日常から少し離れて「ゆったりできる時間」が生まれること。その中に、ボードゲームを取り入れることで「記憶に残る体験」が加わります。荷物にならない軽量ゲームから、じっくり遊ぶ戦略ゲームまで、状況に応じて使い分けるのがポイントです。
本記事のおすすめ20種+プラン例を参考に、次のキャンプにはぜひ「ボードゲーム体験」を持ち込み、仲間や家族と卓を囲んで語らいながら遊んでみてください。